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【応用情報技術者】オープンAPIとは何か

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●オープンAPIとは
アプリケーションの機能やデータを他のアプリケーションから呼び出して利用するための仕組み。

出題された回(平成29年度春期以降)
令和3年度春期

オープンAPIの説明

オープンAPIとは、アプリケーションの機能やデータを他のアプリケーションから呼び出して利用するための仕組みです。APIはApplication Programming Interfaceの略で、アプリケーション同士を連携する仕組みであることが名前からも分かります。なので、オープンAPIは誰にでも提供されるAPIということになります。

オープンAPIの特徴

アプリ同士の連携の促進

オープンAPIは様々な企業が開発したアプリケーション同士が連携が容易になるように設計されています。

イノベーションの促進

様々な機能を持ったアプリケーションを連携させることで、より便利な機能を作り出すことが出来ます。

オープンAPIの例

オープンAPIの例に家計簿アプリがあります。 銀行口座やクレジットカードと連携した家計簿アプリでは、給料の振り込みやカード支払いを行うと、家計簿にそのデータが反映されます。また、高額の入出金があった場合、メールでユーザーにお知らせします。

オープンAPIのセキュリティ問題

上記の家計簿アプリでは、銀行やクレジットカードのデータをオープンAPIを通して連携します。そのため、銀行の口座情報やクレジットカードのセキュリティコード等が外部に流出してしまう危険性があるように感じます。

しかし、オープンAPIによるデータ連携ではログインIDとパスワードをオープンAPIに直接預けるのではなく、利用するサービスにアクセスした後、そのサービスがデータ連携の許可を与えるので、安全にデータ連携が出来る仕組みになっています。

過去問

応用情報技術者 午前試験
令和3年度春期問62

業務システムの構築に際し、オープンAPIを活用する構築手法の説明はどれか。

ア 構築するシステムの概要や予算をインターネットなどにオープンに告知し,アウトソース先の業者を公募する。

イ 構築テーマをインターネットなどでオープンに告知し,不特定多数から資金調達を行い開発費の不足を補う。

ウ 接続仕様や仕組みが外部企業などに公開されている他社のアプリケーションソフトウェアを呼び出して,適宜利用し,データ連携を行う。

エ 標準的な構成のハードウェアに仮想化を適用し,必要とするCPU処理能力,ストレージ容量,ネットワーク機能などをソフトウェアで構成し,運用管理を行う。

正解と解説

正解は”ウ”
公開されている他社のアプリケーションソフトウェアを呼び出して利用するのがオープンAPIなので、”ウ”が正解です。